バンコク 主要繁華街は?
バンコクは、タイの首都であり、東南アジア屈指の大都市です。歴史と近代が融合し、多文化が交差するこの街には、多様なライフスタイルが息づいています。その中でも特に活気に満ちたのが、バンコクの繁華街。高層ビルが立ち並ぶビジネス街、世界的なブランドが集うショッピングモール、地元の人々に親しまれる屋台街、そして夜が更けるにつれて賑わいを増すナイトスポット。それぞれのエリアが異なる個性を持ち、訪れる人々にさまざまな楽しみを提供します。
本記事では、バンコクの主要な繁華街を取り上げ、その魅力を詳しくご紹介します。観光客はもちろん、地元の人々にとっても日常に欠かせないスポットばかりです。訪れる際の参考にして、バンコクの街を存分に満喫してください。
スクンビット(Sukhumvit)|モダンな都市の顔と洗練されたナイトライフ

スクンビット通りは、バンコクの中心を東西に貫く大通りで、ショッピング、グルメ、ナイトライフ、ビジネスが融合したエリアです。特にBTS(高架鉄道)のアソーク(Asok)、プロンポン(Phrom Phong)、トンロー(Thonglor) などの駅周辺には、洗練されたレストランやバーが集まっており、外国人居住者や観光客にも人気があります。
エンポリアム&エムクオーティエ(高級モール)、ターミナル21(空港をテーマにしたモール)などのショッピングスポットが充実しており、多国籍レストランも多く、日本食の選択肢も豊富です。ナイトライフを楽しむなら、ソイ11はおしゃれなルーフトップバーやクラブが集まり、ソイ55(トンロー)は高級バーが多く、大人向けの雰囲気が漂います。
人気のルーフトップバーには、ソイ11のAbove Eleven、トンローのOctave Rooftop Lounge & Bar、オンヌットのCielo Sky Barなどがあり、バンコクの夜景を一望できます。
シーロム(Silom)|ビジネス街×夜のエンターテイメントエリア

シーロムは、昼間は高層オフィスビルが立ち並ぶビジネス街ですが、夜になると一転して活気あふれるエンターテイメントエリアに変貌します。BTSサラデーン(Sala Daeng)駅周辺には、さまざまなバーやレストランが集まり、バンコクの多様な文化を感じることができます。
シーロムにはかつてのパッポン・ナイトマーケットの名残があり、現在もローカルな屋台が並んでいます。クラブやバーが多く、LGBTQ+フレンドリーなスポットとしても有名で、ソイ4にはゲイバーエリアもあります。
高級カクテルバーのVesper、映画『ハングオーバー』で有名なルーフトップバーSky Bar(ルブア・アット・ステートタワー)、地元の人々が集うストリートフードの名所シーロム・ソイ20の屋台群など、シーロムならではの楽しみ方が豊富です。
ラチャダ(Ratchada)|活気あるナイトマーケットとエンターテイメントの中心地

ラチャダー地区は、バンコクの中でも特に若者やローカルに人気のあるエリアです。MRT(地下鉄)タイ・カルチャーセンター駅周辺には、ショッピングモールや劇場が多く、観光地化されすぎていないバンコクのリアルな雰囲気を楽しめます。
特に人気のナイトマーケットザ・ワン・ラチャダ(The One Ratchada)では、多種多様な屋台が並び、現地のグルメや雑貨を楽しめます。また、映画館やアイススケートリンクが揃うショッピングモールエスプラネード(Esplanade)、個性的なデザインのカフェ&バーなど、昼も夜も楽しめるスポットが点在しています。
以前人気だったロットファイ・ナイト・マーケット・ラチャダーは閉鎖されているため、代わりに本格的なナイトマーケットを体験したい場合は、ロットファイ・マーケット・シーナカリンへ行くのもおすすめです。
カオサン通り(Khao San Road)|バックパッカーの聖地

カオサン通りは、世界中の旅行者が集まるエネルギッシュなエリアとして知られています。格安のホステルやカフェ、バー、ストリートフードの屋台が立ち並び、「バンコクらしいカオスな雰囲気」を味わえるのが特徴です。
昼間は屋台やカフェでのんびり過ごしたり、安価なマッサージを体験するのも定番。夜になると、バーが活気づき、ストリートパフォーマンスも見られます。近年、スタイリッシュなルーフトップバーやクラブも増えており、これまでの「バックパッカーの街」から、より多様な楽しみ方ができるエリアへと進化しています。
バックパッカーに人気のホステルMad Monkey Hostel、生バンド演奏を楽しめるバーBrick Barなど、個性的なスポットが多く、旅の思い出に残るひとときを過ごせるでしょう。
パッポン通り(Patpong)|歓楽街とナイトマーケット

パッポン通りは、バンコクの歓楽街の一つであり、外国人観光客向けのナイトマーケットとバーが混在するエリアです。かつてはナイトマーケットの定番エリアでしたが、現在は縮小傾向にあり、訪れる際には事前に最新情報を確認することをおすすめします。
ナイトマーケットではTシャツや雑貨などが販売されていますが、商品のクオリティにはバラつきがあり、偽物が多い点には注意が必要です。また、パッポンは歓楽街でもあるため、観光向けのエンターテイメントとしての側面もあります。
興味がある場合は、エリアの歴史を学べるパッポン博物館(Patpong Museum)を訪れるのも面白いでしょう。フランス人オーナーが経営する老舗ビストロLe Bouchonなど、グルメを楽しめるスポットもあります。
バンコクの繁華街|まとめ
今回紹介したエリアは、バンコクの多様な魅力を凝縮したスポットです。ナイトライフやショッピングを楽しみたいならスクンビット、ローカルの雰囲気を味わいたいならラチャダ、歴史と歓楽街が交錯するパッポンなど、それぞれ特徴が異なります。
訪れる際は、自分の目的に合ったエリアを選び、バンコク 繁華街の活気を存分に楽しんでください!
