タイ政府観光局

タイの基本情報|旅行前に知っておきたい気候・通貨・公用語

タイの基本情報

タイは東南アジアに位置し、首都はバンコクです。公用語はタイ語で、仏教が主要な宗教です。美しいビーチや島々、歴史的な寺院、独自の食文化が魅力的な観光地として知られています。
主要産業は農業、製造業、観光業で、タイ料理はココナッツミルクやタイバジル、レモングラスなどの食材を活かした風味豊かな味わいが特徴です。

タイの文化には華やかな宮殿や寺院、伝統芸能、そして世界的に有名なタイ古式マッサージなど、多彩な要素があります。人々は親しみやすく、穏やかな性格の人が多いと言われています。

地理

タイは東南アジアのインドシナ半島に位置し、北はミャンマー、東はラオスとカンボジア、南はマレーシア、西はアンダマン海とタイランド湾に面しています。

北部は山岳地帯で比較的涼しい気候、南部はビーチリゾートが広がる熱帯気候です。国土面積は約51万平方キロメートルで、日本の約1.3倍の広さがあります。南北に細長く、最も長い距離は約1,600km、東西の最大幅は約800kmです。

日本からタイへの直行便の飛行時間は約6時間前後です。東京、大阪、名古屋などからの直行便があります。

首都 バンコク

バンコクはタイ最大の都市で、政治・経済・文化の中心地です。チャオプラヤ川の東岸に広がる都市で、高層ビル群と歴史的な寺院が共存しています。

バンコクの主な観光名所には、王宮(グランド・パレス)、ワット・プラケオ(エメラルド仏寺院)、ワット・ポー(涅槃仏寺院)、ワット・アルン(暁の寺)、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット、MBKセンターなどがあります。

バンコクは東南アジア有数の交通ハブであり、スワンナプーム国際空港はアジア・欧州・オセアニア・アフリカなど世界中の都市と直行便で結ばれています。

人口

タイの人口は約7,160万人で、東南アジアの中でも比較的人口の多い国です。

タイの主要な民族はタイ人ですが、華人系住民、モン族、カレン族、ラオス系住民、カンボジア系住民などもいます。外国人居住者も多く、中国人、ミャンマー人、ラオス人、カンボジア人、日本人などが暮らしています。

都市部では人口が増加する一方、農村部では減少傾向があり、高齢化も進んでいます。65歳以上の人口は約14%で、今後も増加が見込まれています。

気候

タイは熱帯性気候に属し、年間を通じて気温が高い国です。平均気温は25~30℃ですが、4月には40℃近くになることもあります。

タイの気候は「雨季」「乾季」「暑季」の3つに分かれます。

  • 雨季(6月~10月):モンスーンの影響で降水量が多く、特にバンコクや北部では洪水が発生することがあります。ただし、南部では地域によって降水のピークが異なります。
  • 乾季(11月~2月):涼しく過ごしやすい時期で、観光のベストシーズンとされています。
  • 暑季(3月~5月):最も気温が高く、40℃を超えることもあるため、熱中症対策が必要です。

南部は一年を通して高温多湿ですが、東側(タイランド湾側)と西側(アンダマン海側)で雨のピークが異なります。

公用語

タイの公用語はタイ語です。タイ語は声調言語で、発音の違いで単語の意味が変わります。

観光地やビジネスエリアでは英語を話せる人も多いですが、地方では通じにくいことがあります。また、中国語や日本語が通じる場所も一部あります。

通貨

タイの通貨はバーツ(THB)で、1バーツ=100サトン(satang)ですが、実質的にサトン単位の支払いは行われていません。

バーツの種類

  • 紙幣:20、50、100、500、1,000バーツ
  • 硬貨:1、2、5、10バーツ

ATMは主要都市に多数あり、クレジットカードも広く使えます。ただし、市場や屋台などでは現金払いが一般的です。両替は空港や銀行、街中の両替所で可能ですが、手数料やレートの違いに注意が必要です。

タイの基本情報|まとめ

タイは、豊かな文化と自然に恵まれた東南アジアの魅力的な国です。首都バンコクをはじめ、美しいビーチや歴史的な寺院、活気ある市場など、多彩な観光スポットが広がっています。

旅行前に知っておきたい基本情報として、気候は熱帯性気候で「雨季・乾季・暑季」の3つの季節に分かれ、訪れる時期によって天候が異なります。通貨はバーツ(THB)で、クレジットカードも広く使えますが、現金が必要な場面もあるため事前の準備が重要です。公用語はタイ語ですが、観光地では英語もある程度通じます。

日本からのアクセスも良く、直行便で約6時間と気軽に訪れることができます。旅行やビジネスで訪れる際は、現地の文化や習慣も理解しておくと、より快適に滞在できるでしょう。