サイアムケンピンスキーホテル バンコクとは? 壮麗なる都会のオアシス
バンコク随一の商業・交通の要衝、サイアム。その圧倒的な喧騒の中心にありながら、一歩足を踏み入れると別世界が広がるのが「サイアムケンピンスキーホテル バンコク」です。
これは単なる高級ホテルではありません。王家の離宮跡地という緑豊かな敷地に、広大な庭園とラグーンプールを抱く唯一無二の「アーバンリゾート」です。
この記事では、旅慣れたゲストを虜にするケンピンスキーの全体像を、その魅力から詳細情報まで徹底解説。バンコクでの滞在が特別な時間になる理由がここにあります。
王宮の庭園に佇む、ヨーロッパの気品
ヨーロッパ最古のホテルグループ、ケンピンスキー。その伝統あるホスピタリティと、タイの優雅な文化が融合しています。
立地はバンコク中心部、「サイアム・パラゴン」に専用通路で直結。天候を問わずアクセス可能な最高の利便性を誇ります。しかし真価は、完璧な立地と奇跡的な静寂の両立。敷地は王家の離宮「サパトゥム宮殿」の一部であったため、都心ながら喧騒から守られています。
建物はラグーンプールと庭園を囲む「U字型」設計。このレイアウトが騒音を遮断し、客室からは緑のオアシスを望めます。街の中心で静寂と安らぎを享受できる、まさに「利便性」と「くつろぎ」が交差する新時代のラグジュアリーリゾートです。
都会のサンクチュアリ
ホテルのデザインは、喧騒からゲストを守る「サンクチュアリ(聖域)」がコンセプト。サイアム・パラゴンから一歩足を踏み入れると、空気は一変します。
ロビーは2フロア吹き抜けの高い天井から自然光が降り注ぎ、空間全体を包みます。中央の巨大なフラワーアレンジメントがゲストを非日常へと誘います。大理石の床、タイシルクのタペストリー、そして窓の外に広がる庭園の緑。西洋のエレガンスとタイの美学が完璧に共存しています。
建築のハイライトは、中心にある約3,000平方メートルのランドスケープ・ガーデン。これほど広大な緑地と水辺を持つ都市ホテルはバンコクでも他にありません。複数のプールがラグーンのように連なり、水面が白壁にきらめきます。プールサイドにはヤシの木や熱帯の花々が咲き誇り、まるで離宮の庭を散策するよう。他の都市型ホテルでは味わえない特別な体験です。
ゲストルームと眺望:楽園を望むプライベート空間
全397室の客室とスイートの多くは、美しい庭園とプールに面し、プライベートバルコニーを標準装備。
スタンダードな「デラックスルーム」でも42㎡からとゆとりがあり、タイのモチーフを取り入れたインテリアが設えられています。アーストーンの室内にジム・トンプソン製のシルクがアクセントを加え、上質な安らぎを演出します。
ホテルのシグネチャーは「カバナ ルーム」などプールへ直接アクセス可能な客室です。目覚めてカーテンを開けると目の前にラグーンが広がり、テラスから直接プールへ入れます。この贅沢な体験はバンコクにいながらモルディブのヴィラのよう。特に家族連れには、部屋とプールを自由に行き来できる利便性を提供します。
全室、大理石のバスルームに独立したバスタブとレインシャワーを完備。上質なアメニティが疲れを癒します。
特別な滞在には「エグゼクティブフロア」が最適。専用ラウンジではパーソナルなサービスが提供されます。喧騒と無縁の空間で朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルとカナッペを楽しめ、ワンランク上のおもてなしが滞在を豊かにします。
ウェルネスとファシリティ:心身を満たす都会のオアシス
ケンピンスキー・ザ・スパ (Kempinski The Spa)
ホテル7階、緑豊かな庭園を見下ろす静かな一角に、ケンピンスキーブランドが誇るシグネチャースパがあります。ここのコンセプトは、非常にユニークな「ヨーロッパの四季」。ゲストのその日の体調や気分に合わせ、春夏秋冬、それぞれの季節のサイクルに基づいたトリートメントが提案されます。
例えば、「春」はデトックスと再生の季節としてボディスクラブやラップを、「夏」はエネルギーを高める季節としてリバイタライジングなマッサージを、「秋」はバランスを取り戻すハーベスト(収穫)のトリートメントを、そして「冬」は身体を温め休ませるホットストーンセラピーを。タイの伝統的な技法とヨーロッパのウェルネス哲学が融合した、極上の癒やしが心と体のバランスを深く整えます。
スイミングプール
ホテルの中心に広がる複数のプールは、このアーバンリゾートの主役です。ラグーンのように複雑に入り組んだプールは、エリアごとに異なる表情を持っています。子どもたちが安全に遊べる浅いスライダー付きのエリア、ジャグジーが設置されたリラクゼーションエリア、そして静かに読書を楽しみたい大人のための静かなエリア。プールサイドには多くのサンベッドが配置され、スタッフが冷たいおしぼりやフルーツをサーブしてくれます。プールバー「Rotunda」でカクテルを注文し、緑陰で過ごす時間は、まさに至福のひとときです。
フィットネスセンター
スパと同フロアにあるヘルスクラブは、最新鋭の「テクノジム」社製マシンを備え、24時間利用可能です。カーディオマシンからウェイトトレーニング機器まで充実のラインナップ。全面ガラス張りの窓からは、緑豊かな庭園を一望でき、まるで森の中でワークアウトしているかのような、清々しいリフレッシュが可能です。
ケンピンスキー・キッズクラブ (Kempinski Kids Club)
900㎡もの広さを誇る、バンコクでも最大級かつ最も充実したキッズクラブの一つです。ここは単なる遊び場ではありません。「ラーニング・バイ・プレイング(遊びによる学び)」をテーマに、専門のトレーニングを受けたスタッフが常駐。年齢に応じた様々なアクティビティが用意されています。
小さな子供向けの遊具やボールプール、アート&クラフトのコーナーから、年長の子供向けにはビデオゲームゾーン、さらにはクッキングクラスや伝統的なタイの工芸を学ぶプログラムまで。子どもたちが安全かつ創造的に楽しく遊べる環境が完璧に整っており、家族全員がそれぞれの時間を満喫できます。
サイアムケンピンスキーホテル バンコク 詳細情報
特徴と魅力
- 究極のアーバンリゾート: バンコクの中心地にありながら、広大なプールと庭園が織りなす圧倒的な静寂と解放感を両立。
- 最高のロケーションと利便性: 高級ショッピングモール「サイアム・パラゴン」、BTSサイアム駅に専用通路で直結。どこへ行くにもアクセス抜群。
- プールアクセスルームという非日常: 客室のテラスから直接プールへダイブ。都会で味わう究極のリゾート体験。
- 世界レベルの美食体験: ミシュラン一つ星に輝くモダンタイ料理「Sra Bua by Kiin Kiin」をはじめ、多彩なダイニングを提供。
- ヨーロッパ最古のホスピタリティ: 120年以上の歴史を誇るケンピンスキーならではの、洗練された非の打ち所がないサービス。
- 充実のファミリー施設: バンコク最大級の豪華なキッズクラブを備え、家族旅行のデスティネーションとしても最適。
宿泊料金の目安
| 客室タイプ | 価格帯(目安) |
|---|---|
| デラックスルーム(ガーデンビュー) | 15,000〜25,000バーツ |
| プレミア ルーム(ガーデンビュー) | 18,000〜28,000バーツ |
| カバナ ルーム(プールアクセス) | 25,000〜40,000バーツ |
| エグゼクティブルーム(ラウンジアクセス付き) | 22,000〜35,000バーツ |
※ハイシーズン(12〜2月)や週末は価格が上昇する傾向にあります。
※公式サイトまたは大手予約サイトでの事前予約が推奨されます。
レストランとダイニング
Sra Bua by Kiin Kiin (スラブア・バイ・キーンキーン)
デンマーク・コペンハーゲンのミシュラン星付きレストラン「Kiin Kiin」の姉妹店であり、バンコクで最も予約が困難なレストランの一つ。タイの伝統的な家庭料理や屋台料理を、最新の調理技術と驚きに満ちた現代的なプレゼンテーションで再構築した、革新的なファインダイニングです。
例えば「トムヤムクン」は、目の前で液体窒素を使って仕上げるシャーベットとして、「レッドカレー」はアイスクリームとロブスターのムースとして登場します。伝統への深い敬意と、遊び心あふれるイノベーションが融合した料理は、まさに「食の劇場」。ミシュランガイド・バンコクで一つ星を獲得し続けています。
- 料理タイプ: モダン・タイ料理
- 営業時間: ランチ 12:00-15:00 / ディナー 18:00-24:00
- 定休日: 月曜日・火曜日
ドレスコード: スマートカジュアル
ALATi (アラティ)
ロビーフロアに位置し、緑豊かな庭園の景色が広がるオールデイダイニング。地中海沿岸諸国の活気ある食文化を体験できるレストランです。朝食は、インターナショナルなビュッフェに加え、タイ料理、中華、和食まで揃う圧巻のラインナップ。ランチとディナーでは、新鮮な魚介やハーブをふんだんに使った、シンプルかつ本格的な地中海料理を楽しめます。特に週末のシーフードブランチは、地元バンコクの富裕層にも絶大な人気を誇ります。
- 料理タイプ: 地中海料理、インターナショナル(朝食)
- 営業時間: 6:30 – 22:30
ドレスコード: スマートカジュアル
1897 Lounge & Bar
ケンピンスキー創業の年にちなんで名付けられた、ロビーに隣接する重厚でエレガントなラウンジ&バー。日中は、大きな窓から庭園の緑を眺めながら、静かにお茶や商談の場として利用されます。
ここで見逃せないのが、優雅な「アフタヌーンティー」。ヨーロッパの伝統的な3段トレイには、スコーンやサンドイッチに加え、タイのフルーツやハーブを取り入れた繊細なプティガトーが並びます。夜は、シグネチャーカクテルや希少なスピリッツを片手に、ピアノの生演奏が流れる中、静かな大人の時間を過ごすのに最適です。
- 料理タイプ: ラウンジ、バー、アフタヌーンティー
Rotunda (ロタンダ)
美しいラグーンプールの中央に位置する、開放的なプールサイドバー&レストラン。水着のまま気軽に立ち寄り、冷たいビールやトロピカルカクテル、軽食(ハンバーガーやサンドイッチ、本格的なタイ料理)を楽しむことができます。リゾート気分を最高に盛り上げてくれる空間です。
- 料理タイプ: プールサイドバー、軽食
基本情報
- 住所:991/9 Rama I Road, Pathumwan, Bangkok 10330, Thailand
- アクセス:
- スワンナプーム国際空港 (BKK) から車で約40-60分(交通状況による)。エアポート・レール・リンクでパヤタイ駅まで行き、BTSに乗り換えサイアム駅へもアクセス可能。
- BTS (スカイトレイン) サイアム駅に、隣接するショッピングモール「サイアム・パラゴン」G階(地上階)の専用連絡通路を経由して直結。
- チェックイン/チェックアウト時間: 15:00/12:00
- 電話番号: +66 (0) 2162 9000
- 公式ウェブサイト: https://www.kempinski.com/en/siam-hotel
王国の中心で、至福のひとときを
バンコクの躍動と興奮、その最前線をすぐそばに感じながら、一歩中へ入れば、そこは時が穏やかに流れる水と緑の楽園。サイアムケンピンスキーホテル バンコクは、利便性と静寂、都会の刺激とリゾートの安らぎという、旅人が求める相反する二つの願いを、最も高いレベルで叶えてくれる稀有な存在です。
ヨーロッパの気品とタイの優雅さが完璧に溶け合うこの特別な場所での滞在は、単に快適なだけでなく、バンコクという街の持つ多面的な魅力を深く体感する、忘れられない時間となるはずです。王家の庭園に抱かれた都会のオアシスで、あなただけの至福の物語を紡いでみてはいかがでしょうか。










