3つの移動手段 長距離バス、タクシー/配車アプリ、鉄道
バンコクから2時間程度でいける楽園パタヤ。パタヤは美しいビーチ、活気あるナイトライフ、リゾート地として知られており、日帰り旅行や週末旅行にぴったりの場所です。パタヤの街にはタイ人以外には、欧米人(ファラン)、中国人、インド人、韓国人、など多種多様な人々がいて人種のるつぼと化しています。
本記事では、バンコクからパタヤ(パタヤからバンコク)へどのような交通手段があるのかご紹介します。長距離バスや配車アプリなど利用して移動できるので、ぜひここでチェックしていってください。
金額 | 所要時間 | オススメな人 | |
長距離バス | 140THB(約640円) | 約2時間~ | 安く移動したい人 |
タクシー | 1,500~2000THB(約6900円~約9200円) | 約1時間半~ | 荷物がある人、速く移動したい人、複数人で利用する場合 |
鉄道 | 30THB(約120円) | 約3時間~ | 景色を楽しみながら移動したい人 |
【1】長距離バス
バンコクからパタヤまでの長距離バスはバンコクの3つの場所(BTSエマカイ駅近辺・BTSモーチット駅近辺・スワンナプーム国際空港)から出発します。どの場所から出発しても所要時間は2時間半程度です。
料金 | 運行時間 | 出発点 | 終着点 | |
エマカイ駅近辺 | 140THB(640円) | 5:00~23:00 (1時間間隔) | エマカイバスターミナル | ノースバスターミナル |
モーチット駅近辺 | 119THB(545円) | 4:30~22:00 (30~40分間隔) | モーチットバスターミナル | ノースバスターミナル |
スワンナプーム国際空港 | 143THB(654円) | 7:00~21:00 (1時間間隔) | スワンナプーム国際空港 | ジョムティエン・タップラヤ |
➀ BTSエマカイ駅近辺 東バスターミナル発
エマカイバスターミナルはBTS「エカマイ(Ekkamai)駅」を降りて徒歩3分くらいの場所にあります。エカマイ駅で降りるとキャリーバックをもつ旅行客がバスターミナルに向かって歩いていくので、彼らについていくとたどり着くことができると思います。
エカマイ駅に到着すると、チケットカウンターはすぐにわかるので安心してください。青とオレンジ色のカウンターです。料金は140THB(640円)です。5:00~23:00まで運行され1時間毎に出発します。バスの予約はできないため、現地のチケットカウンターで購入することが必須となります。
終着点はNorth Bus Terminal(ノースバスターミナル)となります。パタヤからバンコクに帰る場合もここから同じバスに乗車して、エマカイバスターミナルに戻ることが可能です。パタヤからエマカイまでのバスは4:30~23:00まで運行され1時間毎に出発します。
注意点
初めて利用する方は特にですが、注意しないといけないことはチケットカウンターでの呼び込みです。チケット売り場にいくと、「パタヤー、パタヤー」と呼び込みをしているおじさんを見かけます。しかし、このおじさんは要注意です。彼らの呼び込みにひっかかると、長距離バスに乗ることができません。
彼らの呼び込みにひっかかると、長距離バスではなくロットゥーという小型バス(ミニバン)に乗せられてしまします。ロットゥーを利用してもパタヤに到着できますし、値段も長距離バスとあまり変わりません。
しかし、このロットゥーがくせ者で、運転が荒く事故が多いのです。とにかくスピードを出して運転するので、最悪、命を落とす危険性もあります。また人と荷物をキュウキュウに詰め込むため、移動中はあまり快適とはいえません。
そのため、覚えておいてほしいのは28番窓口で長距離バスのチケットを買うことです。
あともう一つ注意しておいてほしいことは、バス内にトイレがない点です。バスに乗る前にトイレを済ましておくことをおすすめします。
➁ BTSモーチット駅近辺 北バスターミナル発
モーチットバスターミナルは、BTS「モーチット(Mo Chit)駅」かMRT「チャトゥチャックパーク(Chatuchak Park)駅」から直線距離で約1.4kmの場所にあります。1.4kmと聞くと歩いて行ける距離だと思うかもしれません。しかし、駅とバスターミナルの間にはワチラベンジャタート公園 (Vachirabenjatas Park)やクイーンシリキット公園 (Queen Sirikit Park)という大きな公園があります。
その公園の周りはフェンスや堀で囲まれて出入り口が制限されているため、まっすぐに進むことができません。結局迂回して公園の周りを歩くことになります。だいたい約3kmの道のりになります。キャリーバックなどをもって歩くのは大変ですよね。迷わずモーチット駅かチャトゥチャックパーク駅からタクシーを利用しましょう。
チケットは建物の中にある「48Dカウンター」で販売されています。料金は119バーツ(約545円)です。4:30~22:00まで運行されており、30~40分間隔で発車しています・
バスの終点はパタヤのノースバスターミナル (North Bus Terminal)です。帰りもここから同じバスに乗ってモーチットバスターミナル (Mo Chit Bus Terminal)に戻ることができます。エマカイ駅出発のバスと同様にトイレはついていないので、出発前にトイレは済ましておきましょう。
③ スワンナプーム国際空港発
3つ目のパタヤ行きバスの出発点はスワンナプーム国際空港 (Suvarnabhumi International Airport)です。スワンナプーム国際空港からパタヤ行きのバスは2種類あります。エアポートバスとベルトラベルによるバスです。
エアポートバスのチケットはターミナルビル1階の8番ゲート付近で販売されています。オレンジの看板が目印。パタヤまでの料金は143バーツ(約654円)です。7:00~21:00まで運行されており通常1時間間隔で発車しています。混雑具合によっては増発する場合もあります。
乗り場はターミナルビルを出て横断歩道を渡った先にあります。分からない場合は係員が先導してくれるので安心してください。
パタヤでの終点はノースパタヤ (North Pattaya)、サウスパタヤ (South Pattaya)、ジョムティエン・タップラヤ (Jomtien Thappraya)です。
もう一つがベルトラベルによるバス。チケットはパタヤ行エアポートバスのすぐ隣にあります。8:30~18:00まで運行しており、本数は一日6本のみです。料金は190バーツ(約870円)。エアポートバスよりも広くて快適な造りが特徴的です。終点はノースパタヤのバスターミナルのみとなっています。
【2】タクシー/配車アプリ
バンコクからパタヤへ行く2つ目の方法は配車アプリです。特に荷物が多かったりする場合、長距離バスよりも便利です。
タイで代表的な配車アプリと言えばGrabとBoltです。バンコク内でアプリを用いて行き先をパタヤのホテルなどに設定するだけで、バンコクからパタヤまで移動してくれます。
パタヤまでの移動相場は1,500~2000THB(約6900円~約9200円)程度。GrabとBoltを比較した場合、Boltのほうが安いです。
パタヤまで行く際、高速にのりますが、この高速代を支払うかどうかは運転手さんによって違ってきます。乗車前に、高速代を払うかどうか確認しておくことで、後々、齟齬が生じなくなるでしょう。高速代と言っても50~80THB(約300円)程度です。
注意点
タクシーを利用するときに、注意しておいたほうがいいのが流しのタクシーです。ほとんどありませんが、流しのタクシーを利用する場合、ぼったくりに合うことがあります。
そのために流しのタクシーを使うときは、パタヤまでの相場を頭に入れておいて、交渉するのがいいでしょう。
【3】鉄道
3つ目の移動手段は鉄道です。パタヤまでの所要時間は長距離バスやタクシーと比較して長く約3時間~4時間程度です。また一日一便で6:55バンコク発10:35分パタヤ着。ただし、料金は100円程度でいけるのでお得です。
長距離バスやタクシーと比較した時、不便でありますが、車窓からはタイの素朴な景色が見えるので、楽しみながらのんびりと移動したいという方にはぴったりの方法です。
出発点はバンコクのMRT「フアランポーン駅(Hua Lamphong)」で終着点はパタヤの「バーンプルータールアン駅 (Ban Plu Ta Luang)」となっております。
また、パタヤ駅に到着すると、中心部から少し離れているため、タクシーやソンテウなどを利用する必要があります。
バンコクからパタヤへの行き方|まとめ
バンコクからパタヤへの移動手段は主に長距離バス、タクシー、鉄道の3つがあります。予算を抑えたい方には長距離バスが最適で、速さや快適さを求める方にはタクシーがおすすめです。鉄道は費用を抑えつつ、車窓からの景色を楽しみたい方に適しています。それぞれの交通手段には特徴と注意点があるため、自分のニーズに合わせて選択しましょう。安全で快適なパタヤ旅行をお楽しみください。