タイは、豊かな文化遺産、美しい寺院、豪華な宮殿、そして白砂のビーチなど、多彩な魅力が詰まった観光地です。タイには四季の概念はなく、主に暑季（3月～5月）、雨季（6月～10月）、乾季（11月～2月）に分かれます。各季節ごとに異なる景色やアクティビティが楽しめるので、どの季節に訪れても新たな発見があります。ここでは、タイの主要都市や観光地を季節ごとに分け、おすすめのスポットを紹介します。
暑季（3月～5月）［平均気温：約30℃〜40℃］
- バンコク
・ソンクラーン（Songkran）
タイの新年を祝う水かけ祭りで、春の季節に開催されます。暑い季節の中で水をかけ合うイベントは、観光客にとっても楽しい体験となります。
- プーケット
・パトンビーチ（Patong Beach）
プーケットで最も有名なビーチで、冬の季節は快適な気候で海水も温かいです。水上スポーツや日光浴、リゾートでののんびりとした時間を楽しむことができます。
- サムイ島（Koh Samui）
タイ湾に浮かぶ美しい島で、白い砂浜、クリアな海、青々としたココナッツの木々が特徴です。夏の季節はサムイ島のビーチリゾートを楽しむには最適な時期です。水上スポーツやシュノーケリング、ダイビングなど、海のアクティビティも盛りだくさんです。また、島内には美しい寺院や滝、ビューポイントなどもあり、自然の魅力を満喫することができます。
- クラビ
・プラナン・ビーチ（Phra Nang Cave Beach）
クラビの美しいビーチの一つで、断崖に囲まれた洞窟内にあるビーチです。秋の季節は雨季の終わりに当たり、天候が安定しているため、美しい海と砂浜を楽しむことができます。
雨季（6月～10月）［平均気温：約25℃〜35℃］
- チェンマイ
・ドイ・インタノン国立公園（Doi Inthanon National Park）
チェンマイ近郊に位置する国立公園で、タイで最も高い山であるドイ・インタノンがあります。雨季は涼しくなり、公園内の豊かな自然が一層美しくなります。トレッキングやハイキングで山岳地帯を探索し、滝や渓谷を訪れることができます。
乾季（11月～2月） ［平均気温：約20℃〜30℃］
- バンコク
・バンコク グランドパレス（Grand Palace）
乾季の11月〜2月は気温が穏やかで、観光に最適な時期です。バンコクのグランドパレスは、歴史と文化を学びながらゆっくり散策できます。この時期は、乾燥した涼しい気候が続き、観光地を快適に楽しめます。
・ワット・ポー（Wat Pho）
ワット・ポーはバンコクにあるタイ最古の寺院の一つで、「涅槃仏」として知られる巨大な横たわる仏像が安置されています。タイ古式マッサージの発祥地としても有名で、寺院内にはマッサージ学校が併設されています。
・チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット（Chatuchak Weekend Market）
バンコク最大の屋外市場であり、数千の店舗があります。乾季は気温がやや下がり、雨もほとんど降らないので、市場を散策しやすいです。洋服、アクセサリー、工芸品、食べ物など、さまざまな商品を見つけることができます。
- アユタヤ
・アユタヤ歴史公園（Ayutthaya Historical Park）
かつてタイの首都だったアユタヤは、乾季の涼しい気候の中でゆっくり観光するのにぴったりです。広大な遺跡群を歩きながら、タイの歴史を感じることができます。
- チェンマイ
・ロイクラトン祭り（Loy Krathong Festival）
毎年11月に開催されるタイの祭りで、川や湖にキャンドルで作った小さな浮き草を浮かべて祈りを捧げます。秋の季節は天候が安定しており、美しい光景を楽しむことができます。
・ナイトバザール（Night Bazaar）
チェンマイで最も人気のある市場で、夏の季節は活気に満ちています。ここでは、衣料品、工芸品、装飾品、食品などを手に入れることができます。また、美味しい屋台料理も楽しめます。
- タイ東北
・カオヤイ国立公園（Khao Yai National Park）
タイの東北（ナコーンナーヨックやナコーンラチャシーマーなど4県）に位置する大規模な国立公園、カオヤイ国立公園では、乾季は野生動物の観察やハイキングに最適です。涼しい気候の中で自然を満喫できます。野生動物の観察やハイキングが楽しめます。森林の中を歩きながら滝を訪れ、豊かな自然を満喫できます。
